音楽史跡とオペラの旅 掲示板 251−300 |
252. 南木佳士の旅によせて いちご いちえ 2004/01/04 (日) 00:28 はじめまして、久し振りに尊敬する南木佳士さんのペ−ジを見たら、南木佳士の旅がある事に気付き、思いが重なって楽しく、嬉しく拝見しました。 浅間山、佐久,嬬恋と、小説、エッセイの中で、何度も何度も出てくる舞台で、大好きな所です。 一人旅をしたことが無く、私の知り合いには南木ファンはいないので、こんな旅は夢の夢です。 せめて機会があれば「阿弥陀堂だより」の菜の花畑から千曲川を眺めたいと思っています。 しかも私も名古屋です。名城線も開通の日乗りましたヨ! パソコンは初心者で、メ−ルがやっとです。これからも楽しみにしてます。(^o^)丿 253. 無事に帰国しました(1/4) お部屋番 2004/01/04 (日) 18:45 本日(1/4)無事に、ブダペスト・ウィーンの旅から帰国しました。 ブダペストはほぼ初めてで、円からフォリントに両替できないのではないか、タクシーに乗ったら暗いところへ連れて行かれるのではないか、地下鉄ではスリに襲われるのではないか、など不安いっぱいの旅立ちでしたが、ウィーンによく似た町並みで危険なこともなく、まったく失礼なことを考えていたものだと反省しております。 HPの資料はいっぱい集めましたが、仕事がたまっておりますので、レポート(超大作?)はしばらくお待ち下さい。 254. Re: 南木佳士の旅によせて お部屋番 2004/01/04 (日) 18:53 いちご いちえさん、初めまして。 南木佳士の旅としては、やはり病院から浅間山と八ヶ岳を見てみたいので、今年中に再挑戦するつもりです。 浅間山は病棟のエレベーターホールから見えるのですが、八ヶ岳は病室からしか見えないようでした。 病室に進入して写真を撮ることが出来るのでしょうか (^_^;? 本を読み返してみると屋上もあるらしいんですが、関係者以外でも入ることは出来るのでしょうか? > 機会があれば「阿弥陀堂だより」の菜の花畑から千曲川を眺めたいと思っています。 「阿弥陀堂だより」のセットは飯山市に残されているそうですね。 255. オストメール・フィルハーモニカー お部屋番 2004/01/04 (日) 21:45 オストメール・フィルハーモニカー第3回演奏会 2004年1月4日(日)1:30PM 愛知芸術劇場コンサートホール 指揮:角田鋼亮 バイオリン:ライナー・キュッヒル モーツアルト:バイオリン協奏曲第4番ニ長調 東海中学、高校といえば、名古屋の私立では一番の学校です。 この学校にはオーケストラがありまして、卒業生は地元を始めとする各地の大学オーケストラで、中心的なメンバーとして活動しています。 そのOBが集まって結成されたのが「オストメール・フィルハーモニカー」。 オストメールは「東の海」で (^_^)、ウィーンフィルのクラリネット奏者、オッテンザマー氏が名付け親だと聞いています。 さて、今回の演奏会のソリストは、驚いたことに、1月1日の「ニュー・イヤー・コンサート」で全世界に放映された、あのウィーンフィルのコンサートマスターのライナー・キュッヒル氏。 東海学園の関係者にウィーンフィルと親しい人がいるらしいんです。 この日の夜にはキュッヒル氏が率いる「ウィーン・リング・アンサンブル」のコンサートが予定されていますが、そのついでにソリストを御願いしたというところでしょうか。 キュッヒル氏は昨日の夜から、練習に参加しているそうです。 技術的な面では、ソリストとしては弱いという印象。 ベルリンフィルのコンサートマスターの安永徹さんを聴いたときにも感じたんですが、オーケストラのコンサートマスターとソリストとして活動している人とは、やはり根本的なところが違うような気がします。 僕は1月1日にはウィーンにいて、本日9時30分に帰国したんですが、1月1日にに同じウィーンにいたキュッヒル氏を、学生OBオケのソリストとして名古屋で聴くことが出来るとは、本当に世界は狭くなったものです。 アマチュアオケに付き合ってくれたキュッヒル氏はいい人だと思いましたよ (^_^)。 256. メ−ルありがとうございました いちご いちえ 2004/01/05 (月) 12:34 はるは夢のはじまり・・・・ 私が出した今年の年賀状の言葉です。 本当に自分が行きたかった所を案内して頂いて、夢が叶ったような気分です。 再度佐久病院挑戦されるそうですが無事潜入できます事祈っています。 「強く思うことは叶う!」もしかすると、南木先生にばったり会えたりするかも・・・・ 私も父が大のクラシックファンで、子供の頃は部屋が昔のレコ−ドでいっぱいでした。 それで私達、姉妹にもバイオリンを習わせましたが、姉妹で練習の時ふざけあっていて、大事なバイオリンを踏んづけて壊してしまい(>_<)父は嘆いて、いとこに妹のバイオリンをあげてしまった事が、トラウマでクラシックは遠ざかっていたような気がします。 もしそのまま続けていたら・・・・また違う人生になってたと思いますが、私は東海高校と違ってカトリック系の学校でしたので、旧約聖書の「コレヘトの言葉」何事にも時があり天の下の出来事にはすべて定められた時がある。生まれる時,死ぬ時、泣く時。笑う時・・・戦いの時、平和の時・・・を信じて何事もあるがままに受け入れ、理解していきたいと思うようになっています。 今は泣く事も、失う事も許されない時代になっているような気がしますネ。 そして、きょうは、子供の時には考えられなかった、インタ−ネットの恩恵を受けられる良き時代に生まれて来たことを、心から感謝と御礼を申し上げて失礼します。 257. Re: オストメール・フィルハーモニカー ぶりちょふ 2004/01/05 (月) 18:51 私もモーツァルトだけ聞かせていただきました。 今回は初めて1年生の娘を帯同しました。 それなりに喜んでくれたみたいです。 元旦のニューイヤーのTVを見せて、「このおじさんの音楽界に行くんだよ」と教えてあげました。 ひょっとするとオッテンザマーと東海高校との関係はアンサンブル名古屋の主宰者(クラリネットの江原氏?)がウィーン留学時代に彼と音楽院で同窓生で、自分のオケの指導を依頼したそうですが、その江原氏が東海のOBなのかもしれませんね。 私はアンサンブル名古屋でオッテンザマーが指揮者デビューを果たした公演を聴いています。 本年もよろしくお願いいたします。 263. 9000番 お部屋番 2004/01/07 (水) 22:01 カウンターが9000番になりました。 260. Re^2: オストメール・フィルハーモニカー お部屋番 2004/01/05 (月) 21:38 》私もモーツァルトだけ聞かせていただきました。 前半だけで帰った人は多かったですね (^_^;。 》私はアンサンブル名古屋でオッテンザマーが指揮者デビューを 》果たした公演を聴いています。 そのようなこともあったのですか (@o@) 。 》本年もよろしくお願いいたします。 こちらこそ、よろしくお願いします <(_._)>。 261. Re^3: オストメール・フィルハーモニカー ぶりちょふ 2004/01/06 (火) 23:07 > 前半だけで帰った人は多かったですね (^_^;。 何だかムキになって弾いているような感じでしたね。 グイグイとオケをひきつける力は流石現役コンマスでした。 > 》私はアンサンブル名古屋でオッテンザマーが指揮者デビューを > 》果たした公演を聴いています。 92年の秋だったと思いますが、よそでも振ったことのなかったオッテンザマーの正真正銘、指揮者デビューでした。 プログラムでもその旨の挨拶が載っています。 シューベルトの3番、モーツァルトのクラリネット協奏曲(吹き振り)、モーツァルトの39番というプログラムで、アンコールにシュトラウスの常動曲と39番のメヌエットを一部吹き振りしていました。 これですっかり彼のモーツァルト(協奏曲)の虜になってしまい、彼のCDが出るたびに購入しましたし、その後モーツァルト・オーケストラでも聴くことができました。 NaxosのCDは結婚式の引出物にも使ったものです。 264. パソコンがまた壊れました お部屋番 2004/01/09 (金) 22:24 パソコンがまた壊れ、入院してしまいました。 しばらくホームページの更新が出来ません。 ブダペスト・ウィーン旅行の画像を整理していたら、どうも10MBを超えるようです (@o@) 。 そうなると維持費も高くなるわけで、でも情報は提供したいし、ということで、いろいろ思案をしています。 265. オペラガラコンサート@名古屋 寺本和真 2004/01/12 (月) 01:22 突然の書き込み失礼致します。 フランコ酒井氏にデルモナコ風と絶賛されました若きテノールの笛田さんや、中井さんをはじめとする名古屋中心に活躍中の若手メンバーで、オペラ重唱のコンサートを 名古屋 にて開催致します。 チケットご希望の方はメールにてご連絡頂ければ 代金引換にて郵送させて頂きます。⇒girare_es@yahoo.co.jp 【オペラ・ガラコンサート〜オペラへの誘い】 ◆日時 2001.02.18(水) 開場18:00 開演18:30 ◆場所 電気文化会館 ザ・コンサートホール(名古屋・伏見駅) http://www.chudenbldg.co.jp/hall/fr_p38.html ◆入場料 \3,000- ◆出演 (Sop)大須賀園枝、児玉弘美 (Ten)中井亮一、笛田博昭 (Bar)奥村成史 (Bas)伊藤貴之、寺本和真 ◆主催・問合せ 音楽総合企画BIG-BANG(052)774−8957 266. Re: オペラガラコンサート@名古屋 お部屋番 2004/01/13 (火) 19:44 寺本和真さん、貴重な情報をありがとうございました。 > フランコ酒井氏にデルモナコ風と絶賛されました若きテノールの笛田さんや、 《トゥーランドット》で笛田さんを聴いてホセ・クーラを思い出しましたが、考えてみれば、ホセ・クーラはデル・モナコのタイプだと言われていたでしょうか。 > 中井さんをはじめ・・・ 中井亮一さんは大学一年生の時に《蝶々夫人》のゴローを聴いて以来、注目しておりました。 チケットはメールで注文させていただきます。 267. 南木佳士って 楽々亭太丸 2004/01/13 (火) 23:52 いんぜるさん、こん**は。 改めて、あけましてと言うのも遅すぎますが、昨年もあちらこちらでお出会いしましたが、本年もよろしくお願いします。 (実はキーロフ・オペラ@NHKホールの休憩時間にもお見かけしたのですが、ネスレのコーヒーサービスに並んでから探したら、あまりに人が多くてすでにおられませんでした。) ところで、南木佳士という作家については何も知らなかったのですが、昨日、レンタルビデオで映画『阿弥陀堂だより』を見まして、いんぜるさんが書いておられたのは、この原作者かな、と思い出して、旅行記のページを拝見したところです。 そしたら、このお医者さん&作家さん、愚亭の高校の先輩ではないですか! 世の中って狭いもんですねぇ・・ (1/11は、鳥取でブダペスト来日の『メリー・ウィドウ』、ぶりちょふさんと一緒に見てまいりました。) 271. Re: 南木佳士って お部屋番 2004/01/14 (水) 19:59 楽々亭さん、 国立高校も、南木佳士の作品によく出てきます。 『臆病な医者』では、「一橋大学の古いレンガ作りの建物を見ながら銀杏の緑陰と落ち葉に包まれて広い歩道を通学していたのだから、ものを想うなというほうが無理だった。国立は私の作家としての故郷である」と書かれています。 近藤勇や土方歳三の史跡と一緒に「南木佳士の旅」をしてみますかね。 そして次は秋田大学医学部か。 う〜〜む (^_^;。 273. Re^2: 南木佳士って(国立あれこれ) 楽々亭太丸 [URL] 2004/01/16 (金) 18:05 > 国立高校も、南木佳士の作品によく出てきます。 なるほど、機会があれば『臆病な医者』などを手に取ってみます。 > 近藤勇や土方歳三の史跡と一緒に「南木佳士の旅」をしてみますかね。 国立散策ならば、名建築の一橋大学兼松講堂は欠かせませんが、 http://www.kanematsu-project.org/heritage/kunitachi.html むしろ本来の国立(これは国分寺と立川のあいだなので付けられた新しい地名です)である大学通りの南つきあたり、谷保(やぼ)あたりの方が史跡が多いです。 南武線谷保駅の南に「やぼてん」という言葉のもとと言われる谷保天満宮や城山(三田城跡)などがあります。 http://members.jcom.home.ne.jp/nobish/yaho.html http://www.vrenpo.com/kunitachi/guide/memo.html あと、少し離れますが、お隣、国分寺市の武蔵国分寺跡からハケ下を流れる小川に沿って歩く「お鷹の道」は、もっとも武蔵野の田舎らしい雰囲気が残っているところでお薦めです(府中まで歩くと相当ありますが)。 http://hide7473.hp.infoseek.co.jp/kokubunji/kokubunji.htm 長くなるので、この辺にしておきますが、帰省先は東京最西部なので国立駅もいつも通過はするのですが、学園都市(そして現在は移転したが国立音大もあった)というのに音楽会や演劇用のホールがないため、ここ10数年駅を降りたことがありません。 大学通りの春の桜と秋の公孫樹は、それはそれは見事なのですが。 (※道幅の大きな計画道路ということで名古屋と共通するかもしれませんね。) 274. Re^3: 南木佳士って(国立あれこれ) お部屋番 2004/01/17 (土) 11:05 関東平野は広すぎてなかなか位置関係が理解できないんですが (^_^;、いろいろ見所は多そうですね。 パルテノン多摩には、アンナ・クオさんの追っかけで (^_^;、《ラ・ボエーム》を見に行ったことがあります。 275. 劇団四季《アイーダ》 1/18 お部屋番 2004/01/19 (月) 01:31 《アイーダ》は、ディズニー・ミュージカルといっても、《美女と野獣》や《ライオン・キング》とは一線を画した大人の作品です。 僕は2000年にブロードウェイで観て、すっかり気に入ってしまったんですが、アイーダ役のヘザー・ヘッドリー(トニー賞受賞)の凄まじいばかりの歌唱力にノックアウトされて、「これは日本人にはとても無理だ」と諦めておりました。 それがけに劇団四季が《アイーダ》の上演を発表したのには驚き、期待と不安が半々で大阪に出かけました。 劇団四季《アイーダ》大阪MBS劇場 2004年1月18日(日)1:00PM & 5:30PM 演出:ロバート・フィールズ アイーダ :濱田めぐみ ラダメス:阿久津陽一郎 アムネリス:佐渡寧子 メレブ :山添 功 ゾーザー :飯野おさみ 《蝶々夫人》の《ミス・サイゴン》、《ラ・ボエーム》の《RENT》など、オペラを下敷きにしたミュージカルはあるのですが、この《アイーダ》はちょっと事情が違います。 作詞のティム・ライスによれば「ヴェルディの《アイーダ》から音楽だけを捨てて、他の全てを残した」作品だそうで、エルトン・ジョンの音楽は魅力的です。 しかし僕がここで特筆したいのはアムネリスのこと。 僕にとってアムネリスはNHKイタリア歌劇団のテレビで見た、ジュリエッタ・シミオナートの憎々しげなアムネリス。 「これではデル・モナコのラダメスだって結婚するのは嫌だろう」と、大いに同情したものです (^_^;。 しかし、ミュージカル《アイーダ》のアムネリスは可愛いちょっとおバカさん。 これには目から鱗がポロリと落ちました (@o@) 。 考えてみれば、アムネリスだって王女の重圧に耐えながらラダメスを愛している、可愛い乙女なんです。 信頼するアイーダに裏切られ、ラダメスに愛されていないことを知りながら、翌日に控えた結婚式のために純白の婚礼衣装に着替えながら歌う「I know the truth」というナンバーには泣かされました。 このミュージカルはアムネリスが辛い試練を経て偉大な女王へ と成長していく物語なんです。 歌って踊って、劇団四季のレベルは高い。 濱田さんのアイーダはなかなかのもので、感心しました。 佐渡さんのアムネリスも良かったんですが、ちょっと真面目すぎるでしょうか。 何はともあれ、いろいろなキャストでも何度も見てみたいミュージカルです。 276. シャーロック・ホームズの事件簿(1/24) お部屋番 2004/01/25 (日) 19:10 最近は有名なオペラより、上演の機会が少ないオペラに惹かれます。 今回は原嘉壽子さんの《シャーロック・ホームズの事件簿》。 原さんのオペラは《祝い歌が流れる夜に》を観たことがあります。 関西二期会創立40周年記念室内オペラシリーズ Vol.14 《シャーロック・ホームズの事件簿−告白−》全2幕 04年1月24日(土)18:30 アルカイックホール・オクト(尼崎) 原作:アーサー・コナン・ドイル 作曲:原 嘉壽子 指揮:船曳圭一郎 演出:中村 敬一 コラム教授 :川下 登 アンナ :安藝 榮子 ホームズ :細川 勝 警 部 :馬場 清孝 マーカー婦人:橋爪 万里子 モーティマー:木村 克哉 管弦楽:エウフォニカ管弦楽団(6人のアンサンブル) 合 唱:関西二期会合唱団 アルカイックホール・オクトの「オクト」は「8」。 その名の通り八角形のホールで、コンサートホールというよりは実験工房の雰囲気。 650席だそうですが、ほぼ満席だったでしょうか。 ロンドン郊外にあるコラム教授の屋敷で、秘書ウィロビーが何者かに殺害された。 彼の右手には、犯人のものと思われる鼻眼鏡が引っかかっていた。 ホームズは現場検証をし、教授とのやりとりから犯人に迫るが‥‥ 現代オペラの通例どおり、セリフに音楽が付いた作品で、印象に残るメロディーは無かった。 それだけに、謎解きで引っ張ることが出来る間はいいが、第二幕前半で犯人が名指しされてからは辛かった。 「金田一少年の事件簿」のように古い昔の因縁が語られるんだが、セリフが聞き取りにくい人もいて、「早く終わってほしい」と不埒なことを考えていた (^_^;。 中村敬一さんの演出は、それほどお金もかけずにそれなりの舞台を作り出した感じで、手慣れたもの。 室内アンサンブルのオーケストラは良い出来だったでしょう。 277. ミカド誕生秘話、映画「トプシー・ターヴィー」2/3BS2で 楽々亭太丸 [URL] 2004/01/29 (木) 00:35 日本では未公開だった、あの話題の映画がNHK・BS2で2月3日深夜、日本語字幕付きで初放映されるとのうれしいニュースです。 アカデミー受賞作品特集 トプシー・ターヴィー TOPSY−TURVY 1999年・イギリス 2/3(火) 深夜0:00〜2:41 「秘密と嘘」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したマイク・リー監督作。 19世紀末のロンドンで数々のコミック・オペラを発表し、人気を博していた作家のギルバートと作曲家のサリヴァン。 彼らが創作の壁にぶち当たりながらも、偶然日本の文化を紹介する博覧会を見たことがきっかけで再び傑作オペラを生み出すまでを、役者たちや音楽家などさまざまな人々の人生を織り交ぜて描く。 アカデミー衣装デザイン賞受賞。 (原題:TOPSY−TURVY) 〔製作〕サイモン・チャニング・ウィリアムズ 〔監督・脚本〕マイク・リー 〔撮影〕ディック・ポープ 〔音楽〕カール・デイビス 〔出演〕ジム・ブロードベント、アラン・コーデュナー、ロン・クック ほか (1999年・イギリス)〔英語/字幕スーパー/カラー〕 http://www.nhk.or.jp/bs/calendar/cal_bs2.html まずは緊急にお知らせまで 279. OPERA di OPERA お部屋番 2004/01/29 (木) 21:58 ローカルな話題ですが、池下の千種区役所裏にある「OPERA di OPERA」に行って来ました。 イタリア料理のレストランですが、木〜日の夜には、オペラが歌われるんだそうです。 行ってみましたら、歌っているのは「大須オペラ」でおなじみの若井雄司さん。 曲はプッチーニその他ですね。 休憩時間にお話を伺ったんですすが、月に4回ぐらい歌っておられるそうです。 大脇 薫さんは歌っておられないそうです。 大須オペラ情報としましては、今年の演目はオッフェンバックが検討されているようです。 280. Re: ミカド誕生秘話、映画「トプシー・ターヴィー」2/3BS2で 真雪 2004/01/30 (金) 15:20 楽々亭太丸さん うれしい情報ありがとうございました。 実はDVDでみましたが、リスニングが駄目なもので、とても正確に意味を掴んでいるとは思えませんでしたので。 それでもココのナンバーで私結構うるうるしちゃいました。 281. 10000番 お部屋番 2004/02/01 (日) 20:28 カウンターが10000番になりました。 282. 独自ドメイン お部屋番 2004/02/01 (日) 20:49 ただ今、パソコンの不調でホームページの更新ができないんですが、この期間に「独自ドメイン」なるものを取ってみようかと手続きをしています。 そうするとホームページのURLも変わってしまうんですが、どのようにしたらよいのか分からなくて、研究中です。 Yahoo! への URL 変更の届けもあるはずだし、これはこれでストレスが多いんですが、「独自ドメイン」はいいものだそうで、頑張ってみます。 ということで、「ブダペスト・ウィーン紀行」の連載は、もう少しお待ちください。 284. ブダペスト・ウィーン紀行 お部屋番 2004/02/05 (木) 00:56 僕の新しいパソコンは「frontier神代」という安い機種なんですが、故障してばかり。 とうとう、新品に取り替える (@o@) ことになってしまい、ソフトの再インストールが大変です。 パスワードなんか、忘れているものが多くて‥‥ (^_^;。 しかし、だいたいのセッティングが終わったので、「ブダペスト・ウィーン紀行」を書き始めました。 資料が多すぎて早くは書けないんですが、気長に読んでください。 285. 「トプシー・ターヴィー」見ました お部屋番 2004/02/05 (木) 20:31 「トプシー・ターヴィー」を見ました。 なかなかの芸術映画でしたね。 疑問に思ったのは「どこまでが事実で、どこからがフィクションなのか?」ということ。 オッフェンバックは「オペラが書きたい」といって《ホフマン物語》を作曲したんですよね。 サリヴァンもそうだったのでしょうか? しかし、ロンドン万国博(?)の日本人のパフォーマンスは面白かったし、イギリス人による《ミカド》公演の場面も興味深かった。 でも、男声陣はスーパー一座の方が元気がよかったような‥‥ 286. RE:「トプシー・ターヴィー」見ました 真雪 2004/02/10 (火) 15:46 録画した「トプシー・ターヴィー」やっとみました。いやいや、自分の英語力の無さを痛感してしまいました(^^;)。何をわかったつもりだったんでしょう。 そういえば「ホフマン物語」のオランピアの歌を遊び女達が歌ってましたね。「ホフマン」はあまりオペラって感じではありませんが...コーミッシュ・オーパーの映画版でもしっかり台詞入りでしたし。 話変わって、2/7の名古屋市の番組でミュージカル「ビッグ」の稽古風景を15分流していました。間瀬さんが「すこし行き詰まりも感じていたので新しい事も」というような事を話しておられたのでちょっと気になったり....。 それからこちらのWEBはリンク・フリーと思いましたが、貼ってよろしいでしょうか。(近いうちに自分のサイトできそうですので) その際、H.Nameはいんぜるさんでよろしいのでしょうか? 287. RE:「トプシー・ターヴィー」見ました お部屋番 2004/02/10 (火) 18:18 》話変わって、2/7の名古屋市の番組でミュージカル「ビッグ」 》の稽古風景を15分流していました。間瀬さんが「すこし行き 》詰まりも感じていたので新しい事も」というような事を話し 》ておられたのでちょっと気になったり....。 《ビッグ》は2月20日(金)から22日(日)までですが、21日は大阪で《RENT》、22日は東京で《エジプトのヘレナ》。 だから、20日に途中入場するしかありません。 そろそろチケットを手配しなくては。 》それからこちらのWEBはリンク・フリーと思いましたが、貼っ 》てよろしいでしょうか。(近いうちに自分のサイトできそうで 》すので) その際、H.Nameはいんぜるさんでよろしいのでしょ 》うか? ありがとうございます <(_._)>。 このHPでも、リンク集を作らなくてはね。 今夜11時から富士山撮影旅行に出かけます。 忙しい毎日です (^_^ヾ。 288. Re: 「トプシー・ターヴィー」見ました 楽々亭太丸 [URL] 2004/02/13 (金) 07:49 > 「トプシー・ターヴィー」を見ました。 > なかなかの芸術映画でしたね。 御意。 > しかし、ロンドン万国博(?)の日本人のパフォーマンス あれ、万博ではなくて(ロンドン万博は1851年と62年。ミカドの制作&初演は1885年)当時、ロンドンのナイツブリッジで興行されていた「ロンドン日本人村」です。 (詳しくは、倉田喜弘氏の『一八八五年ロンドン日本人村』に書かれているようです。) それに、劇中劇《ミカド》のココの登場歌で、「死刑執行大臣殿」を「君主」なんて誤訳してるし、折角の字幕、怪しいところが多くて残念でした。 >>イギリス人による《ミカド》公演の場面 猪瀬直樹氏の『ミカドの肖像』にも掲載されている「『ミカド』初演ステージのスケッチ」をみると、ほぼ同じですから、かなり忠実に初演時の舞台を再現したものではないでしょうか。 おそらく歴史考証はかなりしっかりした映画ではないかと。 ストーリーも、なかなか感動的でもあり、面白かったです。 NHKに感謝です。 289. Re^2: 「トプシー・ターヴィー」見ました お部屋番 2004/02/13 (金) 09:34 楽々亭さん、御教示ありがとうございます。 以下のような時間経過でしょうか。 ・1862年ハイドパークで開かれた万国博覧会をきっかけに、ジャポニズムが注目される。 ・1885年にナイツブリッジで開かれた「日本風俗博覧会」(いわゆる「ロンドン日本人村」)がロンドンを賑わした。 ・1885年に《ミカド》が制作&初演された。 290. RE:トプシー・ターヴィー 真雪 2004/02/15 (日) 13:05 リンク許可どうもありがとうございました。まだ構築中なのですが(^^;)いずれ形をなしましたら貼らせて頂きます。 291. Re^3: 「トプシー・ターヴィー」見ました 楽々亭太丸 [URL] 2004/02/15 (日) 19:33 えっと「万博」の件ですが、まず、字幕でハッキリそう出てましたから、これはいんぜるさんの勘違いではなくて、字幕担当者の誤訳ですね。 >>以下のような時間経過でしょうか。 愚亭も詳しくはないんですが、日本が万博に初めて参加したのは、1867年のパリ万博(「幕府」「薩摩藩」「鍋島=佐賀藩」が参加)でしたが、確かに幕府遣欧使節団が視察した1862年のロンドン万博でも、イギリス初代駐日大使ウォルコックが日本美術工芸品のコレクションを出品して、イギリスにおけるジャポニズムに火をつけたという前提があったようですね。 それと、映画で興味深かったのが、ココが「まさかり」ではなく、日本刀を引っさげて登場するところ。 大須オペラ第1回の野口さん扮するココは「まさかり」ヴァージョンでしたが、その後、外国版の別のフィルムでもそうだったんで、ドイリー・カートの伝統的演出は「まさかり」かついで、なのかなと思ったりしてたんですが・・・ 『トプシー・ターヴィー』版、はじめ、書斎に飾ってあった「日本刀が落ちて」ギルバートが啓示を受けるというシーンにつなげるため、わざと日本刀にしたのかな、と思ったのですが、「『ミカド』初演ステージのスケッチ」でもちゃんと日本刀になってるんですね。 ・・・ということで、『トプシー・ターヴィー』の『ミカド』初演場面は、かなり研究してるんじゃないかな、と思った次第です。 292. Re^4:「トプシー・ターヴィー」見ました 真雪 2004/02/15 (日) 21:49 38年のシェルジンガー監督の映画版だと、確かにまさかりですねえ。 殺陣やってた友人は「舞台の時代劇は普通より長くて大きい武器を選んで使うね」と言っておりましたから、そのためでしょうか。(日本刀では客席からだとサーベルと大差ないですものね。) 舞台できちんと演じたのか、ちょっとしたギャグシーンなのかわかりませんが、マルクス兄弟のグルーチョがココを演じた時もまさかり。(白いまさかりに紋所...ってなんですかぁ) それにしてもスーパー一座の野口ココを見逃したことが悔やまれます。 293. Re^5:「トプシー・ターヴィー」見ました 楽々亭太丸 [URL] 2004/02/16 (月) 00:12 真雪さん、こんばんは。 > 38年のシェルジンガー監督の映画版だと、確かにまさかりですねえ。 あっ、愚亭の見たのもそれです。 http://www.cris.com/~oakapple/gasdisc/mikfilm.htm 映画版でセット組んで撮影してて妙にリアルなんで、かえって「変てこジャパン」のちぐはぐさが強調されてる感じでした。 > 舞台できちんと演じたのか、ちょっとしたギャグシーンなのか > わかりませんが、マルクス兄弟のグルーチョがココを演じた時も > まさかり。(白いまさかりに紋所...ってなんですかぁ) 面白そうですね。 それって、何で見れるんでしょうか? ところで、猪瀬直樹氏の『ミカドの肖像』とか再読してみると、ギルバートが『ミカド』の着想を得たのは1984年5月はじめ、ロンドン日本人村出演の日本人一行が英国に到着したのが84年11月、日本人村開園が翌85年1月、ということで、『トプシー・ターヴィー』最大のウソは、ギルバートが日本人村に触発されて『ミカド』を着想したという点のようですね。 (日本人村出演の旅芸人たちが『ミカド』チームに演技指導したことは確からしいですし、日本人村人気を喜歌劇上演の宣伝には利用したようですが。) 295. RE^6:「トプシー.ターヴィー」みました 真雪 2004/02/17 (火) 20:26 楽々亭太丸さん グルーチョ・マスクス出演の「ミカド」はテレビで放送したもののようです。 サントラのLP(60)も入手可能だそうです。 http://www9.ocn.ne.jp/~ducksoup/sndtrk.html にあります。 ジャケットにまさかりかついだ彼の姿がみられますよ。 でも60年以前のテレビ番組では映像はのこってないかもしれませんね。 296. RE^7:「トプシー.ターヴィー」みました 楽々亭太丸 [URL] 2004/02/17 (火) 23:53 真雪さん さっそくのご教示ありがとうございます。 > ジャケットにまさかりかついだ彼の姿がみられますよ。 あっ、ホントだ。白いまさかりに紋所、ですね^^。 サントラも聴いてみたいなぁ。 Nutriaさんが、↓の掲示板の[*0012-06]で画像紹介されてますが、 http://mitleid.cool.ne.jp/ccbbs/kbbs.cgi?bn=010001 「死刑執行人=まさかり」って発想、案外、西欧古来のものなのかもしれませんね。 298. RE^8:「トプシー.ターヴィー」みました Nutria [URL] 2004/02/19 (木) 19:15 皆さん、こんにちは。 > 「死刑執行人=まさかり」って発想、案外、 > 西欧古来のものなのかもしれませんね。 斧による斬首は帝政ローマ以来の処刑法で、それをイギリスに伝えたのもローマ人です。 西欧における斬首刑には斧による国と剣による国があり、イギリスでは通常斧が用いられましたが、かのヘンリー8世は妻たちを剣で斬首させたとのことです。(EX.メアリ・スチュアートは斧で斬首) 詳しくは↓こちらのページをご覧下さい。 http://www.ff.iij4u.or.jp/~yeelen/system/howto/behead.htm > Nutriaさんが掲示板の[*0012-06]で > 画像紹介されてますが、 便宜のため↓直リンを貼っておきます。 http://mitleid.cool.ne.jp/executioner.gif 299. Re:斧による斬首 お部屋番・いんぜる 2004/02/19 (木) 22:24 ドラローシュの「ジェイン・グレイの処刑」(1834年)の死刑執行人も斧を持っていますね。 レディ・ジェイン・グレイはノーサンバーランド公の陰謀によってイギリス女王にまつり上げられ、9日間王位にありましたが、女王の座に返り咲いたメアリー1世によって処刑されました。 1554年2月12日、わずか17歳で断頭台の露と消えた悲劇の女性でした。 300. Re: RE^8:「トプシー.ターヴィー」みました 真雪 2004/02/19 (木) 22:46 harakiriは「子供と魔法」の歌詞にもでてくるのに、首切り浅衛門のように日本刀でスッパリというのは欧米の方々にはイメージとしてつかみにくいのかもしれませんね。 |