音楽史跡とオペラの旅 掲示板 601−650

ホームページに戻る  1−50  51−100  101−150  151−200  201−250
251−300  301−350  351−400  401−450  451−500  501−550
551−600  601−650  651−700  701−750  751−800  801−850
851−900  900−1000
 
 
601. Re^2: 『僕のミュージカル修業』 沢木 順 お部屋番・いんぜる  2005/04/07 (木) 22:07

》それにしても面白そうな本ですね、今度捜してみましょう。

 この本は出版社から出されているわけではなく、アマゾンでも検索できませんでした。

 本の後ろには 〒247−0062 鎌倉市山ノ内599 と書かれており、この住所に直接注文するスタイルのようです。


602. Re^3: 『僕のミュージカル修業』 沢木 順 真雪 [URL]  2005/04/07 (木) 23:07

いんぜるさん、情報をどうも有り難うございましたm(..)m。
御本人のHPでも確認いたしました。(最近の御写真でもまだお若い感じですね〜)。


603. Amazon.co.jp お部屋番・いんぜる  2005/04/08 (金) 20:32

 最近 Amazon.co.jp が気に入っています。
 何より中古本に強いところ。
 「アスペクツ・オブ・ラブ」(ガーネット)、「落葉小僧」(南木佳士)、「失われた鉄道を求めて」(宮脇俊三)など、廃刊になって諦めていた本が、お安い値段で手に入るんですから (^_^) 。

 新刊では音楽評論家・寺倉正太郎さんの「ワーグナーの力」を注文しました。
 6月に寺倉さんのお話を伺う食事会があるんです。


606. 「ニューヨーク紀行」1996年 お部屋番・いんぜる  2005/04/09 (土) 00:34

 コンピューターの片隅から、ニフティのFMUSICALに書いた「ニューヨーク紀行」1996年5月2日(水)〜5月5日(日)が出てきました。
 これがマッキントッシュ&クラリスワークスで作成した文書で、復元に苦労しましたが、懐かしかったし、嬉しかったですね (^_^) 。

 早速、このHPにも収載しました。
 そのうち画像も付けたいと思いますが、一体いつのことになるやら (^_^ゞ。
 http://www.nakash.jp/opera/1996NY/99mokuji.htm

 同じ片隅から、95年のロンドン、97〜98年のロンドンの旅行記も出てきまして、ただ今復元作業を行っております。


607. 京都お花見紀行(4/10) お部屋番・いんぜる  2005/04/11 (月) 23:34

 天気予報では「西から強い低気圧が接近していて天気は下り坂」との予報で、名古屋は朝から曇り空。
 中止しようかとも思ったのですが、京都の桜を見る機会は今日しかありません。
 雨を覚悟で傘を持って出かけたんですが、京都はこの上ないお花見日和でビックリ。
 天気予報なんか信じたら、絶好の機会を失うところでした。

 「哲学の道」「醍醐寺・豊太閤花見行列」「平安神宮・紅しだれコンサート」と、京都の桜を満喫してきました。
 さしあたり目次だけ作りましたが、まずは「伊豆紀行」を完成させないと (^_^;。
 http://www.nakash.jp/opera/kikou05/06kyouto/99mokuji.htm


608. 京都お花見紀行(4/17) お部屋番・いんぜる  2005/04/17 (日) 23:05

 先週のお花見紀行の時、タクシーの運転手さんに「名古屋なら近いね」と言われ、目からウロコが落ちました。
 そうか、名古屋は近いのか!ってね。

 で、今週も「京都お花見紀行」です。
 鞍馬寺と南禅寺(藤堂高虎・琵琶湖疎水)ですが、先週とまとめて、後日レポートします。


609. 島田歌穂 in Blue Note(4/17) お部屋番・いんぜる  2005/04/18 (月) 00:44

      島田歌穂 in Blue Note
 2005年4月17日(日)7:30PM

 以前からライブハウスなるところに入ってみたいと思っていたのですが、なんだか怖ろしそうで入りそびれておりました。
 本日は「世界最高のエポニーヌ」と思っている島田歌穂さんのコンサートがあり、絶好のチャンス!と、栄の Blue Note に京都花見旅行から直行しました。

 Blue Note はニューヨークのジャズクラブが進出したんだそうで、「アリー・マイ・ラブ」の世界でした。
 http://www.nakash.jp/opera/review05/10kaho/10kaho.htm

 僕はいつもオペラのチケット予約で「一番後ろの通路よりの席」を指定しているんですが、本日ばかりは最前列。
 島田さんから2〜3メートルの至近距離で聴いてきました (^_^) 。
 伴奏はベース、ドラム、バイオリン、キーボード、リード楽器(サックス、フルート、クラリネット持ち替え)、そしてピアノの島健さんは、島田歌穂さんのご主人です。

 本日のプログラムは「島田歌穂出演ミュージカルメドレー」。
 「ザッツ・エンタテインメント」「サムシング・カミング」「ロッキーホラーショウ」「スィートチャリティー」「ザ・リンク」「君へのラブソング(エルトン・ジョン作曲)」「葉っぱのフレディ」。

 それから、《ウェストサイドストーリー》の「トゥナイト」。
 ここで突然男性歌手が登場。
 この人は山川高風という藤原歌劇団に所属するテノールで、島田さんのヴォイス・トレーナー。
 「では二人でもう一曲」ということで《ミスサイゴン》の「世界が終わる夜のように」。
 これには泣けました。
 僕は《ミスサイゴン》にはすぐ泣いちゃうんです (^_^ゞ。

 そしてお約束の《レ・ミゼラブル》エポニーヌの「オンマイオウン」。
 最後は「アイ アム チェンジング」。
 アンコールは島健ヴァージョンの「メモリー」で、トータル1時間くらいのステージでした。


611. 大岩千穂 in 週刊ポスト お部屋番・いんぜる  2005/04/19 (火) 21:58

 週刊ポストは愛読書なんですが (^_^ゞ、4月29日号80ページ江川紹子さんの「父と娘の肖像」に、名フィル《蝶々夫人》で大変に感心したソプラノ、大岩千穂さんの記事が載っていました。
 http://www.nakash.jp/opera/review04/24chouchou.htm

 大岩さんの父親が戦争から復員したら、妻は別の男性と一緒になっていた。
 ひとりぽっちになった父親は十歳以上年上の人妻とすったもんだの末結婚。
 しかし、三十歳ほど年の離れた女性と暮らすようになり、千穂さんが生まれた。

 ところが、千穂さんが13歳の頃、母親は十歳以上年下の男性と駆け落ち。
 千穂さんの生活は荒れ、ディスコに繰り出しタバコをふかした。

 そんな彼女もテニスに救われ、15歳の時聴いた《第九》で音楽に目覚めた。
 国立音大を出てイタリア留学し、デビューを果たした。

 千穂さん自身も、いくつもの恋をして別れを経験した。
 「私も(父のように)惚れやすいんです。そういう直情的というか情熱的な性格、どうしたらいいんですか?」


612. ジュリアス・シーザー予約 お部屋番・いんぜる  2005/04/23 (土) 17:28

 4月19日(火)一般発売開始の《ジュリアス・シーザー》の電話予約を21日(木)にしたところ、「残席が少なくなっております」との返事。
 「二期会ニューウェーブオペラ劇場」という若手の公演なので油断していただけにビックリしました。
 僕の希望は「後ろの端」なので、空いていましたけれどね (^_^;。

 そういえばバイエルン国立歌劇場来日公演《アリオダンテ》のチケットも申し込んだんですが、「残りはC席のみ」とのことでした。
 チケットが高いので悩んで申し込みが遅れたんですが、それでももっと残っているものだろうと思っていました。

 ヘンデルのオペラって人気があるんでしょうか?
 僕は好きですけどね。


613. エリザベートとRENTの部屋 お部屋番・いんぜる  2005/04/25 (月) 15:46

 「ウィーンミュージカル 《エリザベート》 詳説」と「NYミュージカル 《RENT》 の部屋」をまとめてみました。

 ヤフーにはサイトの推薦依頼を出しているのですが、今のところ反応はありません。

 ところがグーグルは2日くらいで、キーワードで1ページ目にヒットするようになりました (^_^) 。

 グーグルの方が素早いですね。
 ヤフーがどうなるか、しばらくチェックしてみます。


614. 25000番(4/26) お部屋番・いんぜる  2005/04/26 (火) 23:54

 カウンターが25000番を超えました。


616. 菅原伝授手習鑑&高槻観光(4/24) お部屋番・いんぜる  2005/04/28 (木) 00:07

 今月の松竹座は「第二回 浪花花形歌舞伎」として、『菅原伝授手習鑑』、『義経千本桜』、『仮名手本忠臣蔵』という、初心者には魅力的な名場面集です。
 この機会に今まで見たことのない『菅原伝授手習鑑』の「車引」
「寺子屋」を見に行ってきました。
 http://www.nakash.jp/opera/review05/11sugawara/01kabuki.htm

 プログラムには「将来の歌舞使を担う花形」と書かれていて、「花形」とはそういう意味だったのか!と初めて知りました。
 見た印象では「鴈治郎が若手を指導する会」というところでしょうか。

 「寺子屋」が歌舞伎屈指の名場面だそうですが、主人のために自分の子供の首を差し出すというストーリーは『熊谷陣屋』と同じパターンなので、あまり泣けませんでした。

 翫雀と扇雀の兄弟の姿形がそっくりなので、何だか変でした。
 ここに父親の鴈治郎が出てきたりすると、ますます混乱しましたね (^_^ゞ。

 終演は2時。
 道頓堀観光をして、昼食は人形で有名な「くいだおれ」に入ってみました。
 それからJRで高槻観光。
 高槻城趾にはキリシタン大名として有名な高山右近の像が立っていました。


617. 名古屋城・藤&徳川園・牡丹(4/29) お部屋番・いんぜる  2005/05/01 (日) 01:04

◇ 名古屋城・藤&徳川園・牡丹 4月29日(金・休)

 名古屋城の藤と徳川園の牡丹が見頃とのことで、行ってきました。
 http://www.nakash.jp/opera/kikou05/07meijou/1meijou.htm


619. 木曽義仲紀行(5/1) お部屋番・いんぜる  2005/05/05 (木) 21:38

 頼朝の『蛭ケ小島』、義経の『鞍馬山』と訪れたので、次は木曽義仲の『日義村』です。
 義仲館、徳音寺、旗挙八幡宮、巴渕、宮ノ越宿と回ってきました。

 http://www.nakash.jp/opera/kikou05/08yoshinaka/99mokuji.htm


621. 飯守泰次郎 オペラコンサート(5/7) お部屋番・いんぜる  2005/05/07 (土) 22:05

    北川工業株式会社創業50周年記念コンサート
    == 魅力あふれるオペラアリアの夕べ ==
   http://www.nakash.jp/opera/review05/10iimori.htm

       2005年5月7日(土)16:00
        愛知芸術劇場コンサートホール
   指揮:飯守泰次郎  演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団

緑川まり:ソプラノ
 「来たれ希望よ」(フィデリオ)「歌に生き恋に生き」「勝ちて帰れ」

中杉知子:メゾソプラノ
 「恋とはどんなものかしら」「おお、私のフェルナンド」(ラ・ファヴォリータ)
 「恋は野の鳥」

小山陽二郎:テノール
 「我が祖先の墓」(ルチア)「この清らかな住まい」(ファウスト)
 「フェデリーコの嘆き」(アルルの女・チレア)

稲垣俊也:バリトン:
 「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」「陰口はそよ風のように」「闘牛士の歌」

フルート:ジョヴァンニ・マレッジーニ  ボルヌ「カルメンファンタジー」

 演技力で圧倒的にオペラになっていたのは稲垣俊也さん。
「闘牛士の歌」の前奏に合わせ、エスカミーリオに成り切って会場に手を振りながら登場すると、客席から自然に拍手が沸き上がります (^_^) 。

 緑川さん以外のソリストは名古屋ゆかりの人たちらしい。
 メゾソプラノの中杉知子さんは初めて聴きましたが、明和高校から東京芸大卒。
 アムネリスとアイーダの二重唱があったんですが、大柄な緑川さんと小柄な中杉さんでは、体力的にアムネリスに勝ち目はないと思われました (^_^ゞ。

 久しぶりに聴く飯守さんの指揮は、細やかな動きの変化で相変わらずの素晴らしさ。
 ヨーロッパのオペラハウスでの経験を生かし、ワーグナー以外のオペラも指揮していただきたいものです。
 途中でインタビューがあって、飯守さんの「僕はいつでも揺らいでいるから‥‥」という発言がオーケストラに大受けしていました。


622. フェニーチェ 《真珠とり》 5/8 お部屋番・いんぜる  2005/05/08 (日) 23:43

 火災前のフェニーチェ歌劇場にはヴェローナ野外オペラのついでに寄って、玄関だけ見て(夏は休み)、隣のレストランで本場のティラミスを食べたことがあります。
 http://www.nakash.jp/opera/1993natu/06venezia2.htm

 本日の演目ビゼー作曲《真珠とり》は未見の珍しいオペラ、そしてテノール歌手中島康晴さんの凱旋公演、ということで行ってみたい。
 しかし値段が高い。
 悩みましたが「一生一度のチャンス」かと考えると、A席3万8千円を張り込んでしまうんですね

 今日の琵琶湖は曇り空でしたが、山はきれいに見えていました。
 http://www.nakash.jp/opera/review05/12shinju/3opera.htm

      フェニ一チェ歌劇場日本公演2005
       ジョルジュ・ビゼー《真珠とり》
   2005年5月8日2:00PM びわ湖ホール

       指揮:ギヨーム・トゥルニエール
 演出・装置・衣装:ピエル・ルイージ・ピッツイ

         レイラ:アニーク・マッシス
       ナディール:中島康晴
         ズルガ:ルカ・グラッシ
       ヌラバッド:ルイージ・デ・ドナート

 予習なしのぶっつけ本番ですが、何ともおかしなお話で登場人物に感情移入できません。
 しかし、ビゼーの音楽はなかなか魅力的でした。
 一幕のアリア「耳に残るは君の歌声」はポピュラー化され、「真珠とりのタンゴ」として知られています。

 楽しみにしていた中島康晴さんですが、作務衣のような衣装のためか、演技力の不足なのか、主役としての華がありません。
 声はかすれて声量も小さく、ふらつく所もあって、残念でした。
 「これが実力ではあるまい。よほど体調が悪かったのであろう」と思いたいところです。
 カーテンコールでは「ブラヴォー!」が飛んでいましたので、満足された方もあったようです。

 公演全体としては、インスピレーションに欠ける演出、しまりのないオーケストラ、迫力不足の合唱ということで、一流と言われる歌劇場、S席4万3千円の公演としては不満の多いものでした。
 キャストでは、ズルガ役のグラッシが良かったですね。

 2時開演で、一幕(55分)、休憩(25分)、二幕・三幕
(70分)、終演は4時30分でした。


624. 遠州紀行 5月3日・4日 お部屋番・いんぜる  2005/05/13 (金) 23:28

 5月3日・4日は「遠州紀行」として、

・浜松まつり(凧揚げ合戦・御殿屋台引き回し)、
・高天神城(武田・徳川が争った)、
・吉岡彌生記念館(東京女子医大の創立者)、
・御前崎(遠州灘に面した灯台)、
・相良(田沼意次の領地)、を回ってきました。

 http://www.nakash.jp/opera/kikou05/09ensyuu/99.htm


626. 日間賀島とセントレア(5/15) お部屋番・いんぜる  2005/05/15 (日) 23:46

 本日、業界の親睦旅行で日間賀島とセントレアに行ってきました。
 http://www.nakash.jp/opera/kikou05/10himaka/himaka.htm

◇ 日間賀島

 日間賀島までは名古屋高速〜知多半島道路〜南知多道路を経由して、知多半島先端の豊丘ICを出て、片名港から水上タクシーに乗って、トータルおよそ1時間で到着。
 あまりの早さに驚きました。

 日間賀島はタコが名物で、他にも波美貝、穴子、シラスなどの海産物の宝庫です。
 呑海院には日間賀島出身の赤穂義士、大高源吾の碑が建っていました。
 島の高台からは、目の前に篠島、その左に渥美半島、遠くに三重県を望むことが出来ました。

 本日の昼食、日間賀島観光ホテルは「かしき料理」が売り物。
 漁師が漁に行って沖で飯を作ることを「かしき」と言うらしい。

 1)鯛とヒラメのお造り 2)蛸刺し
 3)ほうろく焼き/伊勢海老・あさり
 4)多幸の丸茹で  5)たこしゃぶ

◇ セントレア(中部国際空港)

 もう一つの目的地は「セントレア」(中部国際空港)です。
 「セントレア」は2月17日の開港以来、ショッピングや食事などを楽しめるレジャースポットとして多くの観光客を集めており、この日も混雑しておりました。


627. ミュシャ展(松坂屋) 5/18 お部屋番・いんぜる  2005/05/19 (木) 00:17

 5月15日の日曜美術館を見て、松坂屋のミュシャ展に行ってきました。
 なかなかに充実した内容で、思わずポスターを買ってしまいました。
 コンピュータ作業に疲れたとき、壁に美人がいるのは良いものです (^_^ゞ。

 昨年のGWにプラハで「ムハ美術館」に行ったのですが、日本で日本語解説付きで見る方がずっと分かりやすい (^_^ゞ。
 ヴィシェフラードにあるムハのお墓も訪れたのでした。

 ミュシャ展は5月22日までです。
 松坂屋では5月25日(水)から30日(月)まで、「冬のソナタ展」が開かれる予定で、「並木道」や「チュンサンの部屋」が再現されるそうです。


628. フォルダーの変更 (5/18) お部屋番・いんぜる  2005/05/19 (木) 00:27

 ホームページのプロに聞いたところ、サイトでは各フォルダー毎に index ファイルを作るのが望ましいそうで、変更作業をしています。
 リンクなどおかしくなるところがあるかもしれませんが、徐々に訂正していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。


629. フェニーチェ歌劇場《椿姫》 5/19 お部屋番・いんぜる  2005/05/22 (日) 00:45

 ウィークデイの夕方は仕事があり、オペラの開演時間に間に合いません。
 チケット代も高い。
 でも行かなくては。
 ロバート・カーセンの演出するオペラは見逃さない!と心に決めたんですから (^_^;。

 劇場に到着したのは一幕の最後。
 何とかヴィオレッタのアリアに間に合いました。
 もちろん会場には入れてもらえないんですが、ロビーのモニターへ直行。
 一幕のヴィオレッタの下着姿が話題の公演ですからね (^_^ゞ。

 「愛・地球博」開催記念 フェニーチェ歌劇場名古屋公演
 ジュゼッペ・ヴェルディ《椿姫》 愛知芸術劇場大ホール
   2005年5月19日(木)18:30開演

 指揮:マウリツィオ・ベニーニ  演出:ロバート・カーセン

  ヴィオレッタ・ヴァレリー:パトリツィア・チョーフィ
  アルフレード・ジェルモン:ロベルト・サッカ
   ジョルジョ・ジェルモン:アンドリュー・シュレーダー

 大がかりな舞台に華麗な衣装、有名歌手が美声を競い合う、手の内が分かり切った想定内の舞台は面白くも何ともありません。

 今回の《椿姫》は、本来部屋の中である第二幕が屋外に移されており、床にはお札が敷き詰められ、天井からは枯れ葉のようにお札が降ってくる。
 第三幕では病気のヴィオレッタが寝ているはずの寝台がない。

 このようにカーセンの演出は意表をついた刺激的なものですが、本質的な部分では作品を大切にしているところが大変好ましい。
「読み替え」と称し、作品をねじ曲げている一部の演出家とは違います。

 フローラの館のジプシーの合唱や闘牛士の合唱はラスベガス風のショーになっていて、闘牛士がカウボーイというアイディアにも感服しましたが、ジプシー女性のTバックのヌードダンスには、ひたすら感謝 (^_^ゞ。

 ヴィオレッタ役のチョーフィは役に成り切った迫真の演技。
 しかし、彼女は38歳なのかな。
 この歳で下着姿で動き回り、沢山の男と口づけを交わさなくてはならないとは、オペラ歌手も大変だ。

 アルフレードもジェルモンも良かったし、ダイナミックなベニーニの指揮も良かった。

 ロビーではフェニーチェ歌劇場でのDVDが山積みにされていて、5千円という値段には怯みましたが、間に合わなかった第一幕を見るために購入。
 第一幕では「乾杯の歌」も最後のアリアも、ヴィオレッタは男爵に抱かれながら歌っていて、これにも「なるほどなあ!」と、ひたすら感服しました。


630. ロバート・カーセン お部屋番・いんぜる  2005/05/22 (日) 01:30

 フェニーチェ歌劇場のプログラムによれば、カーセンのデビュー(?)は1992年のエクス・アン・プロヴァンス音楽祭のベンジャミン・ブリテン《真夏の夜の夢》。

 これはイングリッシュ・ナショナルオペラとの共同制作で、僕はロンドンでこの舞台を見ています。
 そして、それ以来のカーセンファンなんです。
 http://www.nakash.jp/opera/1995london/21midsummer.htm

 次がケルン歌劇場の《ファルスタッフ》。
 http://www.nakash.jp/opera/1997dokuon/13koeln.htm

 それから松本の《イェヌーファ》、浜松の《ラ・ボエーム》、東京の《エレクトラ》が続くわけです。


631. 26000番 (5/22) お部屋番・いんぜる  2005/05/22 (日) 21:00

 カウンターが26000番を超えました。


632. 関西二期会《タンホイザー》 5/22 お部屋番・いんぜる  2005/05/23 (月) 13:20

   関西二期会第62回オペラ公演《タンホイザー》全3幕
 05年5月22日(日) 14:00開演 尼崎アルカイックホール

       指揮:大勝 秀也   演出:鈴木 敬介
         合唱 関西二期会合唱団
         管弦楽 京都市交響楽団

          ヘルマン:木川田 誠
        タンホイザー:成田 勝美
        ヴォルフラム:萩原 寛明
        エリーザベト:垣花 洋子
         ヴェーヌス:小西 潤子

 http://www.nakash.jp/opera/review05/15tanhauser/1opera.htm

 抽象的な舞台装置にオーストドックスな演出。
 このような舞台は新鮮な驚きはありませんが、鑑賞の邪魔にもなりません。
 そうすると、結果の善し悪しは演奏、ということになるのでしょう。

 演奏については第二幕が素晴らしかった。
 第二幕冒頭、エリーザベトのアリア「歌の殿堂」で、がらりと舞台が変わったような気がします。
 エリーザベト役の垣花洋子さんは愛知県芸出身だそうですが、彼女に引っ張られたのでしょうか、他の役の声もどんどん出てきて、歌合戦も迫力のあるものになりました。

 歌合戦については合唱にも細かい演技がついておりまして、綿密な準備・練習があったものと推察されました。
 大人数の迫力ある合唱も良かったけれど、これだけの衣装や武器を揃えるのは大変なことだったでしょう。

 僕は歌合戦の舞台となったワルトブルク城に行ったことがありまして、「チューリンゲンの領主、ヘルマン‥」などという字幕が出ると、お城から眺めたチューリンゲンの森が思い出されたりするわけです (^_^) 。
 そういえば、歌合戦が行われた大広間には『大行進曲』がBGMで流れていました。

 第三幕冒頭で、タンホイザーに裏切られながらも紙の許しを祈るエリーザベトには泣けましたし、ヴォルフラムの『夕星の歌』、タンホイザーの長大な『ローマ語り』も良かったですね。

 なにはともあれ大変に満足できた公演で、関西二期会には今後ともワーグナーを積極的に取り上げていただきたい、とお願いしておきましょう。

 幕間に20分ずつの休憩を取って、終演は6時でした。


633. フォルダーの変更(2) お部屋番・いんぜる  2005/05/27 (金) 17:00

 5月18日にフォルダーの変更をしたのですが、本日(5/27)グーグルに反映されました。

 ヤフーはまだですが、どうなるでしょう‥‥


634. 《蝶々夫人》NYシティオペラ (5/26) お部屋番・いんぜる  2005/05/28 (土) 23:55

 先週の《椿姫》に続き、本日も第二幕からの観劇です。

   NYシティオペラ日本公演 《蝶々夫人》
   2005年5月26日(木)18:30

   指揮:山田 敦  演出:マーク・レイモス

    蝶々さん:シュウ・イン・リー
     スズキ:重松みか
  ピンカートン:ジェラールド・パワーズ
     ゴロー:キース・ジェイムソン
  シャープレス:ジェイムズ・マッダレーナ

 舞台装置は舞台奥にかけて、舞台幅の大きい8段の階段があるだけ。
 マーク・レイモスの演出は照明を生かしたデザインで、細やかな演技が付けられているものです。

 蝶々さんのシュウ・イン・リーは上海生まれだそうですが、歌唱も良かったが、なにより蝶々さんに成り切った演技が素晴らしい。
 他のメンバーの出来も良く、このオペラハウスのレベルは高いと思いました。
 僕の席(5階)からはオケピットが見えず、山田さんの指揮姿を拝見することが出来なかったのは残念でした。

 蝶々さんとスズキが東洋人で、ピンカートンとシャープレスが欧米人という、原作通りの組み合わせが好ましい。
 蝶々さんの子供は歌詞にあるように「金髪で青い目」の子供で、満足満足。
 日本人の公演では日本人の子供が出てきて、不満に思うことが多い場面ですからね。

 最後の場面は是非書いておきたい。
 舞台奥には大きい障子があって、中央が出入り口になっています。
 蝶々さんは子供に目隠しをして座らせ、障子に向かって立ち(客席には後ろ姿になる)ピンカートンが来るのを待ちます。
 やがて、「バタフライ! バタフライ!」と歌いながら舞台上手の奥からピンカートンがやってきて、中央の障子を開けた瞬間に、蝶々さんは首を切るんです。

 大体この場面は蝶々さんが衝立の奥で自害して、「バタフライ!」の声は蝶々さんの幻影として処理されていることが多いでしょう。
 本来のプッチーニの意図は、現れたピンカートンが自害した蝶々さんを見つけて立ちすくむのかな。

 ピンカートンの妻ケートとの会話の中で、蝶々さんは「半時間後にピンカートン自身が子供を受け取りに来て」と歌っています。
 今回の演出では、蝶々さんはその時からピンカートンの目の前で自殺する覚悟だったことになり、たいへん納得がいく優れたアイディアかと感心しました。


635. 《若草物語》NYシティオペラ (5/28) お部屋番・いんぜる  2005/05/29 (日) 01:19

 NYシティオペラ マーク・アダモ台本・作曲《若草物語》
2005年5月28日(土)2:00PM 愛知芸術劇場大ホール

 指揮:ジョージ・モナハン  演出:ローダ・レヴィーン

    ジョー(次女):ジェニファー・ダドリー
 ローリー(幼なじみ):ライアン・マクファーソン
   エイミー(四女):キャスリーン・マギー
     ベス(三女):クリスティーナ・ブラス
     メグ(長女):ジェニファー・リベラ

 『若草物語』がどのような話かも知らずに出かけましたが、これは『マーチ一家の崩壊』とも言うべき、家族がバラバラになるストーリーでした。

 ビックリしたので帰りに本屋に寄って、『世界名作劇場・愛の若草物語 (^_^;』なる本を購入し、ざっと読んでみたのですが、この本の最後の部分以降がオペラで取り上げられているようです。

 それも原作では猩紅熱から快復するベスがオペラでは死んでしまったり(@o@)、マーク・アダモが自由に台本を作っているようです。
 主題としては「諸行無常」でしょうか。

 メロディーに乏しい現代音楽のオペラで、会場には子供連れの家族も見えましたが、ちょっと辛かったでしょうね。
 第二幕にはお客さんが減っていました。

 現代音楽としては聞きやすい音楽かとは思いましたが、作品としてはアンドレ・プレヴィンの《欲望という名の電車》には及ばないと感じました。
 しかし、このような集客力の少ないであろう作品を来日公演に持ってくる意欲は高く評価したいと思い、一生懸命拍手をしてきました。

 キャストでは主役のジョーが良かったでしょうか。
 ローダ・レヴィーンの演出は回り舞台を使ったものですが、地味でしたね。
 カーテンコールには作曲のマーク・アダモも登場しました。

 本日の中日新聞夕刊によれば、7月に予定されていた東京室内歌劇場の《欲望という名の電車》の再演が中止となったそうで、素晴らしい舞台だっただけに残念なことです。


637. 《レ・ミゼラブル》SP公演 5/29 お部屋番・いんぜる  2005/05/30 (月) 22:27

 帝国劇場で上演中のミュージカル《レ・ミゼラブル》の最後1週間は、2000回達成記念スペシャルバージョンとして、鹿賀丈史(ジャベール)、島田歌穂(エポニーヌ)、岩崎宏美(ファンテーヌ)、岡幸二郎(アンジョルラス)という「伝説のキャスト」による特別上演。

 もう見ることが出来ないと思っていたメンバーをまた見ることが出来る嬉しさで、千秋楽に行ってきました。

 http://www.nakash.jp/opera/review05/18lemis/1lemis.htm

 12時開演のマチネ公演。
 帝国劇場の前には「チケット求む」のお姉さんが並んでいました。
 60枚の当日券に500人以上が並んだとか (@o@)。

 バルジャン役は現役の今井清隆さん。
 豊かな声と細やかな演技で良いバルジャンでした。

 鹿賀さんはバルジャン役しか見たことがないのですが、絞り出すような声が苦手でした。
 しかし、その声が敵役ジャベールには打ってつけ。

 エリザベス女王の前で歌った島田さんのエポニーヌは相変わらずの素晴らしさ。

 岩崎さんと岡さんは声の調子が悪いようで、お気の毒でしたが、見ることが出来ただけで満足。
 同窓会ですから (^_^) 。

 石川禅さん(マリウス)、斎藤晴彦さん(テナルディエ)、森久美子さん(テナルディエの妻)も役にピッタリ。
 高い声があるコゼット役の知念里奈さんは心配でしたが、無難にこなしておられました。
 ラストシーンでバルジャンの遺書を読みながら涙ボロボロのコゼットを見ていると、こちらも泣けましたね。

 終演後、藤堂高虎の江戸城と、あこがれの「銀座のお食事 (^_^) 」に行ってきました。


638. 大須オペラ《サルタンバンク》 予報 お部屋番・いんぜる  2005/05/31 (火) 19:39

 「スーパー一座を応援する会」から「ロック歌舞伎通信」が送られてきました。 要旨を紹介します。

      2005年大須オペラ《サルタンバンク》

     作曲:ルイ・ガンヌ  脚本:M・オルドノー
   台本・演出:岩田信市  指揮:宮脇 泰
         演奏:シアター管弦楽団

   2005年7月12日(火)〜31日(日) 大須演芸場

 作曲者のガンヌ(1862〜1923)は、パリ音楽院でセザール・フランクに作曲を学んだ後、歌曲作家としてデビユーし、劇場監督や指揮者をつとめながらいろいろなオペラを作曲。
 中でも《サルタンバンク》は大人気で、今日でもよく上演されている代表作だそうです。

 マリコルン一座のサーカス芸人達は、非情な親方夫婦にこき使われるので、遂に一座を脱走し、占い師やら雑用やらで、放浪の生活をするハメとなつてしまいます。
 芸人たちに逃げられてしまった親方は、彼らを探す一方、新しい芸人を雇って再起を図りますが‥‥。

 主役のシユザンヌ:大脇薫・新人の増田美沙子(新人)
 シユザンヌに惚れる軍人アンドレ(テノール):加藤利幸(新人)

 シユザンヌを取り囲む芸人達 / 道化師:間瀬礼章
      力業師:若井雄司・水谷真人  女力業師:稲本奈央

 強欲な座長夫婦:野口登志・後藤好子
 少々変な音楽好きの伯爵:原智彦
 好色な伯爵:紀平束沙  宿の主人:浅野 誠

 他に男優陣:加藤智寿・児見山宗志・新美彰敏
 女優陣:守屋伸子・斉藤海七美・柴田しのぶ(久々の登場)


639. フォルダーの変更(6/5) お部屋番・いんぜる  2005/06/06 (月) 01:39

 5月18日にフォルダーの変更をしたのですが、本日(6/5)ヤフーに反映されていることに気づきました。

 5/29のレポートも載っているので、最近巡回があったものと考えられます。

 《エリザベート詳説》と《RENTの部屋》を、ヤフーの検索で1ページ目にヒットするようにしたいのですが、今一歩ですね。


641. 関西歌劇団《修道女アンジェリカ》 6/5 お部屋番・いんぜる  2005/06/09 (木) 01:16

 昨年11月に名古屋二期会の《修道女アンジェリカ》を見て、すっかりこのオペラが好きになってしまいまいまして、テバルディのCDを購入して、しばらくBGMとして流していました。

 尼崎市総合文化センターの前にはカメラマンが立ち並び、JR西日本とマンション住民との話し合いがあるようです。

 http://www.nakash.jp/opera/review05/20kansai/1opera.htm

       関西歌劇団 第87回定期公演
 2005年6月5日(日)14:00 尼崎アルカイックホール

      指揮:牧村邦彦  演出:井原広樹
      演奏:大阪シンフォニカー交響楽団

     ヴォルフ・フェッラーリ 《スザンナの秘密》
      スザンナ:柳 孝代  ジル:早川壽雄

 新婚ほやほやのジル伯爵とスザンナ。
 しかし、新妻スザンナには秘密があって、嫉妬深い夫は大騒ぎ。
 そして‥‥。

 登場人物は3人、歌うのは2人、上演時間は50分、という歌手には負担が多そうなオペラ。
 音楽はペルゴレージの《奥様女中》を下敷きにしたようで、古典的な聞きやすい音楽。
 なかなか魅力的なメロディもありました。
 演出はごく普通。

     ジャコモ・プッチーニ 《修道女アンジェリカ》
    アンジェリカ:吉岡仁美  公爵夫人:荒田祐子  

 アンジェリカ役の吉岡さんは新進ながら抜擢人事らしい。
 豊かな声量と美声、スレンダーな容姿で、良かったですね。

 演出では、子供の死を知ったアンジェリカが毒を飲むと、大天使ミカエル(男)が現れクルクルと踊ります(@o@)。
 そして舞台中央からアンジェリカの子供がせり上がってきます。
 イメージとしては、ワーグナーの《ローエングリン》でしょうか。
 僕から見れば、無駄なところにお金を使って、もったいない印象です。

 牧村さん指揮するオーケストラは良かったですね。
 総じて、レベルの高い公演だったかと思います。
 関西二期会《タンホイザー》に較べると、ロビーの雰囲気は庶民的で、2階には空席が目立ちました。


642. リニー・ロスネス(岐阜県笠原町) 6/11 お部屋番・いんぜる  2005/06/13 (月) 23:22

    リニー・ロスネス with レイ・ドラモンド
  2005年6月11日(日)18:30 スタジオF

 http://www.nakash.jp/opera/review05/21kasahara/jazz.htm

 岐阜県土岐郡笠原町で藤井医院を開業しておられる藤井修照先生はジャズ愛好家として知られ、1990年に医院の敷地内にジャズのためのプライベートスタジオ兼コンサートホール「スタジオF」を建設されました。

 このスタジオには国内のみならず海外からも著名なジャズプレイヤーが訪れ、コンサートだけでなくレコーディング・CD制作も行われています。

 って、受け売りで、僕はまったくジャズは分かりません (^_^ゞ。

 中央道多治見インターから笠原町までは、およそ30分。
 開場前には長い列が出来ていました。
 座席は100席くらいでしょうか。

 リニー・ロスネスは1962年カナダ生まれというから、43歳でしょうか。
 ニューヨークを中心に活躍している美人ピアニストですが、近くで見ると、目尻にしわがありました (^_^;。

 CDも多く発売されているそうで、よく分からないながらも、さすが世界に活躍する腕前かと思いました。

 ベースのレイ・ドラモンドは1949年マサチューセッツ州生まれ。
 超売れっ子ベーシストで、元横綱の曙に似ていました。

 途中で休憩があり、「下のビュッフェでコーヒーのサービスがあります」との放送が入り、このビュッフェはどうも駐車場らしい。

 最後の曲は「モーニング “おはようございます” じゃなくて、モーニン(Moanin')」というリニーのコメント付きで演奏されましたが、なかなかの大曲でした。

 調べてみると“Moanin”とは“呻(うめ)き”という意味らしい。
 アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの曲みたいですが、アート・ブレイキーも名前しか知りません (^_^ゞ。

 終演は9時で、たっぷりとジャズの世界を堪能させていただきました。


643. 27000番 (6/14) お部屋番・いんぜる  2005/06/14 (火) 19:11

 カウンターが27000番を超えました。


645. 形原温泉「あじさい祭り」6/12 お部屋番・いんぜる  2005/06/20 (月) 00:24

 三ヶ根山のふもとにある蒲郡市形原温泉は、5万本のあじさいが咲き乱れる「あじさいの名所」として知られ、毎年6月1日より30日までの1ヶ月間にわたり「あじさい祭り」が開かれます。
 今回はライトアップされたあじさいの写真に挑戦してみました。

 http://www.nakash.jp/opera/kikou05/11katahara/ajisai.htm

 5時過ぎになって空も晴れ、良い雲が出てきましたが、逆光になってあじさいは真っ暗。
 そこでフラッシュを強制発光させてみたら、良いバランスの写真が撮れました。

 夕焼けもきれいでしたが、実際の夕焼けの色を写真で出すのは、微妙すぎて難しい。

 この日のために ASA1600 の「FinePix F10」を購入し、「IXY DIGITAL 50」(ASA400)と較べてみました。
 結果は一目瞭然で、これからは「FinePix F10」をメインに使っていくことにしましたが、ちょっと大きいんですよね。
 「IXY DIGITAL 50」はスリムで、ポケットに入れるのに都合が良かったんですが‥‥。


646. 名古屋二期会《なよ竹の輝夜》 6/18 お部屋番・いんぜる  2005/06/22 (水) 23:58

 「かぐや姫」をオペラ化すればスケールの大きいグランドオペラになるのだろう、と期待して出かけました。
 しかし《なよ竹の輝夜》は出来があまりよろしくない作品でした。
 1980年に初演されたそうですが、再演する意義があったのでしょうか?

  名古屋二期会オペラ公演《なよ竹の輝夜(かぐや)》全2幕
 2005年6月18日(土)17:00 愛知芸術劇場大ホール

   作曲:中田直宏  指揮:工藤俊幸  演出:西川右近

 なにより、ストーリーの変更が良くありません。
 かぐや姫は村娘になっていて、恋人までいるんです。
 これではかぐや姫の神秘性が無くなり、物語の根本的な部分が崩れてしまいます。

 中田直宏さんの音楽は、現代音楽、ミュージカル、小学唱歌、いろいろな音楽があって悪くはありません。
 西川右近さんは舞踊西川流の家元ですが、コーラスを整列させるような初歩的な演出は感心しませんでした。

 朝倉摂さんの美術は竹林を使った幻想的なもので、久しぶりにこの劇場が持つ舞台機構を楽しむことが出来ました。
 お盆が回ったくらいですけどね (^_^ゞ。

 見ていても辛いので一幕で帰ろうかとも思いましたが、ここにレポートするため我慢して、最後まで観劇しました。
 その結果、ラストシーンでかぐや姫は、戦いの中で流れ矢に当たった恋人を抱きながら、月へ戻っていったのでした。
 もう「どうとでもしてくれ!」という心境ですね (^_^ゞ。


647. ポーランド歌劇場 《サロメ》 6/25 お部屋番・いんぜる  2005/06/26 (日) 22:27

 このような演目で名古屋公演は難しいのでしょうか、僕の5階席はガラガラで、招待券も出ていたようです。
 旧共産党政権の国のオペラハウスということで、伝統的な演出を予想していましたが、この舞台は適度に前衛的であり、音楽的にも充実した、満足できる公演でした。

 http://www.nakash.jp/opera/review05/23salome/r.htm

    ポーランド国立歌劇場 《サロメ》
 2005年6月25日(土)17:00 愛知芸術劇場大ホール
 指揮:ヤツェク・カスプシク  演出:マルティン・オタヴァ

        サロメ:ケリー・ケイ・ホーガン
      ヨハナーン:ミコワイ・ザラシンスキ
       ヘロデ王:ウド・ホルドルフ
     ヘロディアス:ステファニア・トチスカ

 舞台装置は抽象的なものですが、今がどこで何が行われているかは理解しやすい演出でした。

 サロメ役のホーガンは「若手注目株」だそうですが、衣装のためか少し歳に見えました。
 「七つのヴェールの踊り」では、時々舞台から横に出て行ってしまうことがあって、「ダンサーと入れ替わるのかな?」などと思って見ていたのですが、結局最後まで彼女が踊りました。

 最後は上半身はヌードで網パンツ。
 腰のあたりに少したるみも見えましたが、まあ頑張ったと言えるでしょう (^_^;。

 そこからラストシーンまでのモノローグは緊張感に満ちたものでした。

 ヨハナーンのザラシンスキはふんどし姿で、これも露出度が高かった。
 肥満体のヘロデ王も半裸の状態。
 この二人も、大変良い出来かと思いました。


648. タナボタ企画『魅せられて日本』6/27 お部屋番・いんぜる  2005/06/30 (木) 00:14

 1996年1月に「真説 ロミオとジュリエット」でデビューしたタナボタ企画。
 メンバーは演出家 忠の仁さん、ミュージカルスターの 岡 幸二郎さん、元NHK歌のお兄さんの 林 アキラさんの3人。
 今回のゲストはミュージカルで活躍する 伊藤恵里さん、堀内敬子さん、そしてエレクトーン伴奏はいつもの 柏木玲子さん。

   タナボタ企画『NOTHING BUT JAPANESE 魅せられて日本』
   2005年6月27日(月)18:30 愛知厚生年金会館

 http://www.nakash.jp/opera/review05/24tanabota/r.htm

 今回のステージはいつものミュージカルではなく、「魅せられて日本」と名付けられた、日本の歌のメドレーでした。

 第一部は「童謡コーナー」、「浅草オペラコーナー」、「古賀政男コーナー」。
 「浅草オペラコーナー」から見ましたが、本で読んだことしかない「おてくさん」、「コロッケの歌」を実際に聴くことが出来たのは興味深かった。

 第二部はコメディータッチの寸劇を交えた「オールディーズコーナー」と「歌謡曲コーナー」。
 「オールディーズ oldies 」とは、「昔流行った流行歌やポピュラーソングの名曲。懐かしのメロディー」なんだそうです。

 自分でもビックリしたんですが、この「オールディーズコーナー」がしっくり来るんです。
 「ザ・ヒットパレード」の世代でしょうか (^_^;。
 「歌謡曲コーナー」ではピンクレディーまでは付いて行けたんですが、新しい曲は知らないナンバーが多かった (^_^ゞ。

 出演者は実力者揃いで、実に素晴らしい歌声、そしてアンサンブルでした。
 このメンバーによるミュージカルナンバーも聴きたかったのですが、次回の楽しみに取っておきましょう。

 会場の入りは4割くらいかな?
 これだけのメンバーを揃えながら、あまりの観客の少なさに驚きました。
 「タナボタ企画」となると知名度がないのでしょうか?
 それに、あまりPRも見ませんでしたからね。


649. レコードはまっすぐに(カルショー) お部屋番・いんぜる  2005/07/02 (土) 22:07

 amazon でもクロネコでも手に入らず、何とか楽天で手に入れました。
 デッカ伝説の名プロデューサー、ジョン・カルショーの自叙伝ですが、それが20世紀のレコード録音史になっています。

 カルショーといえば勿論ショルティの《ニーベルングの指環》が代表作。
 黒田恭一氏訳による「ニーベルングの指輪」〈プロデューサーの手記〉(音楽之友社)はワーグナーファン必読の書となっています。

 今回の「レコードはまっすぐに」は重複を避けるため《指環》の話題は少ないのですが、デル・モナコやフランコ・コレルリの猛妻、ピョルリンクの酒乱など、レコード録音の裏のエピソードが満載で、500ページを超える大作ながら、あっという間に読み切ってしまいました。


650. 28000番 お部屋番・いんぜる  2005/07/07 (木) 20:48

 カウンターが28000番を超えました。
 05年7月7日(木)
 
 
ホームページに戻る  1−50  51−100  101−150  151−200  201−250
251−300  301−350  351−400  401−450  451−500  501−550
551−600  601−650  651−700  701−750  751−800  801−850
851−900  900−1000